ドレミのドの音だけで作った歌
※ドレミのドの音だけで歌を作りました。動画はこの記事の一番下からどうぞ。
ドレミのドの音だけで歌を作るとなると、コード進行にちょっとした工夫が必要です。
ちなみにこの曲はKey=Cなので、ダイアトニックコードは「C・Dm・Em・F・G・Am・Bm(-5)」になります。
このなかで特に注意が必要なのがGコードです。
Gコードは「ソ・シ・レ」の和音ですが、「シ」の音が「ドレミのドの音」とぶつかってしまうんですね。
「いまいちよく分からない」という人のために、Gコードの「ソ・シ・レ」 から「シ」だけを抜き出して「ドレミのドの音」と一緒に鳴らしてみますね。
音がぶつかっているのが分かりましたか?
専門的な言い方をすると、「ド」はGコードのアボイドノート(回避音)になります。
とはいえGコードが全く使えないのは、コード進行が限られてしまってツラいところ。
そこでGコードの代わりになるコードを用意しました。
それが、FonGとGsus4です。
FonG
Gsus4
どちらのコードにも「ド」の音が含まれているので、「ドレミのドの音だけで作った歌」にも合います。
コード進行を考えるときに「コードはこっちに行きたいのに歌とぶつかってしまう」ってこと、結構ありますよね。
そんなときはまず、コードのどの音がぶつかっているのかを探しましょう。
ぶつかっている音が分かれば、それを歌に合う音に変えるだけで、解決することも多いです。
音楽理論を学ぶのは「武器を増やすため」
音楽理論って難しいイメージがあって、なかなか勉強する気にならない人も多いですよね。
でも音楽理論を知ることは、楽器の演奏やアレンジ、作曲などで強力な武器になります。
でも勉強の仕方を間違えると、かえって音楽の自由を奪うことになってしまいます。
音楽理論を学ぶときは「こうしなければいけない」とか「これはやってはいけない」と考えるより、「こうすれば格好いい」とか「この音の響きはおしゃれ」など、武器を増やしていくような学び方をしましょう。
「音楽理論が便利」の実例
「ドレミファソラシド」は誰でも知っていますが、これも立派な音楽理論です。
正式名称は「Cメジャースケール」といいます。
ところで、1オクターブの中には、全部で12個の音があります。
「ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ」
もしこの12個の音がなんの区別もなく並んでいて、「自由に音を選んで作曲してください」と言われたら、かなり難しいですよね。
でもCメジャースケールを知っていれば、「ドレミファソラシド」から音を選ぶことが出来るので、作曲しやすくなります。
適当に作った鼻歌でも、ちゃんと「ドレミファソラシド」が使われていたりするものですが、これもCメジャースケールを知っているから出来ることです。
ちなみにスケールとは音階のことで、Cメジャースケール以外にもたくさんのスケールがあります。
例えば沖縄音階は「ドミファソシド」ですが、これを知っていれば簡単に沖縄風な曲が作れます。
沖縄音階
沖縄風な曲
他にも色々な響きのスケールを覚えれば、それだけ楽器の演奏や作曲するときの武器が増えていくわけです。
音楽理論に「やってはいけないこと」はない、ただし…
音楽は自由ですから「やってはいけないこと」はありません。
ただし「注意したほうがいいこと」というのはあります。
例えばCコードを弾いているときに「ファ」の音を鳴らすと、「なんか合ってない音」になります。
これを音楽理論的には、アボイドノート(回避音)といいます。
じゃあCコードのときに「ファ」を弾いちゃいけないのかというと、そんなことはありません。
短く弾けば全く問題ないですし、あえて違和感を強調するようなアレンジも考えられます。
短く弾いて、すぐ次の音に移る
あえて違和感を強調
ただ分かってなくて「ファ」を使っているのか、あえて「ファ」を使っているのか、これは全然違います。
Cコードのときに「ファ」は注意したほうがいい
これを知っているからこそ「なんか合ってない音」を避けたり、「あえて違和感を強調したアレンジ」を作ることが出来るわけです。
またひとつ武器が増えましたね。
音楽理論といっても範囲が広いので、全てを知る必要はありませんし、そんなことは不可能です。必要だと思うものから、少しずつ覚えていくと良いですよ。
YouTubeチャンネル登録者1000人で収益はどれくらい?
YouTubeでガレージバンドiOSによる楽曲制作動画を投稿している僕ですが、先日(2020年5月30日)ついにチャンネル登録者数1000人を達成することが出来ました。
- チャンネル登録者数1000人以上
- 動画の総再生時間が4000時間以上
期待し過ぎるとガッカリする
- 新型コロナの影響で広告単価が下がっている
- 再生時間が短い(8分以内)動画が多い
YouTubeの収益だけで生活するのはかなり大変
チャンネル登録者数1000人達成にかかる時間は?
平均1年くらいなんて言われたりしますが、まあこれは人それぞれですよね。
ちなみに僕の場合、初めてYouTubeに動画を投稿したのが2020年1月13日、チャンネル登録者数1000人達成が2020年5月30日です。つまり、4ヶ月ほどで1000人達成出来たわけですから、割と早いほうなんでしょうか。
チャンネル登録者を増やすために意識したこと
少ない動画本数でチャンネル登録者数が多い人もいるけど…
例えば有名人がYouTubeに動画を投稿すれば、すぐにチャンネル登録者数1万人に届きますよね。有名人じゃなくても、最初に投稿した動画がバズって一気にチャンネル登録者が増える、ということもあります。
でもこれは、「なかなか狙って出来ることじゃない」と思います。それが出来たら苦労しない、ですよね。
だから僕の場合は、コツコツと動画本数を増やして種をまく、という戦略を取っています。たくさん動画が増えれば、人気動画の傾向も分かってきますし、将来何かの動画がバズったら、過去の動画も一気に見てもらえる可能性があります。
まさに種をまく、という感じですね。
YouTubeの楽しみは収益だけじゃない
これからYouTubeに動画を投稿しようと思っている人へ
【ギター】低音弦の音を覚えてパワーコードを弾こう
ギターの練習を始めたばかりの人で「コードが覚えられない」「TAB譜を読むのが大変」という悩み、よく聞きます。
そんな人にオススメなのが、パワーコードです。
パワーコードなら、簡単に覚えられて、しかも一気にたくさんの曲を演奏できるようになります。
低音弦の音を覚えてパワーコードのルートを弾こう
パワーコードを使いこなすには、まず5・6弦の音を覚えます。
このアルファベットがコードのルートという音になります。
まずはコードのルート音だけで、カノン進行というコード進行を弾いてみましょう。
カノン進行は、J-POPの有名曲でよく使われているコード進行です。
|C |G |Am |Em |F |C |F |G |
ルートに5度の音を加えればパワーコードの完成
ルート音の位置を覚えたら、そこに5度の音というのを加えます。
5度の音は全て、ルートから見て同じ位置(隣の弦の2フレット右)になるので、簡単に見つけられるはずです。
ルートと5度の音を同時に弾くと、パワーコードの完成です。
Cのパワーコード
Gのパワーコード
Aのパワーコード
パワーコードでカノン進行を弾いてみましょう。
|C |G |Am |Em |F |C |F |G |
パワーコードに慣れたら、曲に合わせて弾いてみましょう。
パワーコードなら色々なコードに対応できる
例えば、C、Cm、C7、Cm7などのコードは全て、Cのパワーコードで弾くことが出来ます。
- |C |G |Am |Em |F |C |F |G |
- |C |G7 |Am7 |Em7 |F |C |F |G7 |
上の2つのコード進行の場合、パワーコードならどちらも全く同じ演奏になります。
フラットとシャープ
ルートがフラットやシャープになる場合は、以下を参考にして下さい。
ルートの場所さえ分かれば、パワーコードの形は同じです。
m7(-5)とdimのパワーコードは形が変わる
パワーコードの形が変わる場合というのがいくつかあって、よく出てくるのがm7(-5)(マイナーセブンフラットファイブ)とdim(ディミニッシュ)です。
これらのコードが出てきたら、5度の音をひとつ下げて(左にずらして)下さい。
コード練習はU-FRETがオススメ
パワーコードが見つけられるようになったら、あとはたくさん弾いて慣れるのみです。
U-FRETというサイトなら、有名曲のコード進行が簡単に見つけられるので、好きな曲のコード進行をパワーコードで弾くことが出来ますよ。
ぜひ活用してみて下さい。
DTMを始めるならガレージバンドiOSという選択もある
DTMに必要なものをざっとあげると、以下の通り。
- パソコン
- DAWソフト
- 各種ソフト音源
- オーディオインターフェース
- MIDIキーボード
- モニターヘッドフォン
- モニタースピーカー
けっこう多いですよね。
「少しずつ買い足していく」ということも出来ますが、それでもかなりの出費を覚悟しなければなりません。
しかも途中で飽きてしまったら、ほとんどがムダになってしまいます。
ガレージバンドiOSを始めるのに必要なもの
イヤホン
以上。
もしガレージバンドiOSに飽きてしまっても、iPad(もしくはiPhone)でインターネットを見たり、音楽を聴いたり、動画編集したり、使い道はいくらでもあります。
全くムダがありません。
気軽にDTMを始めたいなら、ガレージバンドiOSがオススメです。
ガレージバンドiOSならDTMの基本が学べる
DTMを始めたいと思うきっかけは、「好きなアーティストのように曲を作りたい」というのが一般的ではないでしょうか。
それでいざ機材をそろえて「作曲しよう」と思っても、なかなかうまくいかない人が多いです。
なぜなら作曲には、アレンジやミックス、コード進行、各楽器の知識などが必要だからです。
思いつきで音を並べるだけでは、いつまでたっても思うように作曲で切るようになりません。
ガレージバンドiOSなら、コードを簡単に弾く機能や、Touch Instrumentという実際の楽器を演奏するかのように音が出せる機能があります。
MIDI入力での打ち込みも可能で、タッチパネルで簡単に操作出来ます。
楽器ごとにボリュームやパン、エフェクトなども設定できるので、簡単なミックスも可能。
DTM初心者には、必要十分な機能が備わっています。
パソコンのDTMが優れている点
ガレージバンドiOSと比べて、パソコンのDTMが優れている点は色々ありますが、特に拡張性と編集機能に大きな違いがあります。
ソフト音源(ドラム、ベース、オーケストラ、ブラスセクション、シンセなど)を追加すれば、プロと同じレベルの音で作曲できます。
オーディオインターフェースをつなげば、ボーカルやギターの演奏を高音質で録音したり、高音質のスピーカーでモニタリング出来ます。
ボーカルのピッチ修正やオートメーション(あらゆるパラメーターを自動制御)など、編集機能も充実しています。
ただ、この機能の多さゆえに「使い方が分からない」となる人も多いですし、「色々設定したけど、なぜか音が出ない」なんてこともよくあります。
作曲以前のところでつまずいてしまうのは、かなりストレスですよね。
アプリを開いてプロジェクトを立ち上げたら、すぐに作曲や楽器の演奏を始められます。
ガレージバンドiOSからLogic Pro Xへの移行も簡単
Logic Pro XはMac専用のDAWソフトで、プロでも愛用者が多いです。
ガレージバンドiOSとの連携がスムーズに出来ていて、ガレージバンドiOSで作ったプロジェクトをLogic Pro Xで簡単に立ち上げることが可能です。
プロジェクトのデータは、AirDropを使えば無線で送受信できるので、ケーブルさえ必要ありません。
操作性に関してもガレージバンドiOSと似た部分が多く、ある程度ガレージバンドiOSを使いこなせる人なら、Logic Pro Xの操作はかなり理解しやすいはずです。
オーディオインターフェースやMIDIキーボードがなくても、とりあえずガレージバンドiOSのTouch Instrumentを使って録音し、それをLogic Pro Xで編集する、ということも出来ます。
将来は本格的なDAWで楽曲制作したいという人にとっても、ガレージバンドiOSから始めれば、ストレスなくステップアップしていけるのではないでしょうか。
また、外出先で曲のアイデアが浮かんだとき、iPad(またはiPhone)のガレージバンドiOSに録音し、家に帰ったらそのデータをLogic Pro Xで開く、という使い方も出来ます。
Logic Pro Xをメインで使うようになっても、ガレージバンドiOSは便利に使い続けられます。
始めてのDAWソフトは、後々までずっと使い続けることが多いので、最初にどのDAWソフトを選ぶかはとても大事です。
【ガレージバンドiOS】作曲・アレンジで使えるコピペ技
ガレージバンドiOSやDAWで楽曲制作するとき、コピペをうまく使うことで制作時間を短縮したり、簡単に音を厚くすることが出来ます。
特に打ち込みだけのアレンジだと、生の楽器をマイク録りしたときに比べて、音が寂しくなりがちです。
ミックスのときにコピペを使って音を重ねるのは、定番のテクニックです。
ストリングスやブラスセクションに使えるコピペ技
ストリングスやブラスセクションは、オクターブユニゾンで演奏されることが多いですが、コピペなら簡単に再現出来ます。
ギターのダブルをコピペで作る
ギターのコード弾きなどを左右に振って音の壁を作るのは、よくあるアレンジの手法ですよね。
これもコピペで簡単に再現出来ます。
注意点として、同じ音色のギターを左右に振っても、音は真ん中から聞こえてしまいます。
左右に振るギターの音色は別のものにしましょう。
別の楽器にコピペして新しい音を作る
パラメーターをいじって音を作るよりも、別の楽器を重ねて音を厚くしたほうがいい結果になる場合もあります。
例えばベースを太く歪んだ音にしたい場合、ディストーションやイコライザーを使うことを考えますよね。
でも、歪んだシンセの音を重ねてみると、音の芯を残しつつ歪んだベースの音を作ることが出来ます。
他にもピアノとストリングス系の音や、シンセの音を複数組み合わせたり、というのが相性良いです。
色々な楽器の音を重ねて、オリジナルのカッコいい音色を作ってみて下さい。
「コードってなに?」を誰でも分かるように超簡単に解説
コード(和音)とは、複数の音を同時に鳴らした状態のことです。
アルファベットは「ド・レ・ミ」
音の名前といえば「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」ですよね。
コードは順番に音を重ねる
メジャーコードとマイナーコードの違い
- メジャーコードのふたつめの音を鍵盤1つ分(半音)下げると、マイナーコードになる
- マイナーコードのふたつめの音を鍵盤1つ分(半音)上げると、メジャーコードになる